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Serena*Mのあたまのなかみ。
バットマン/ジェイディク

2018.07.08-TU11にて発行
4つの季節とジェイディクの短編集

Spring/Clover

何かが焼ける、香ばしい音で目が覚めたジェイソンはもそもそとベッドから抜け出す。
ブラインドから漏れる陽は短く、真昼に近い時間だと悟った。
お腹を掻きながら欠伸を噛み殺して寝室を抜けると、キッチンに立つ恋人は背中に目でも付いているのか彼の方も見ずに「おそよう、ねぼすけさん」と笑い声を漏らす。
朝から元気な奴だな、ともう一度欠伸を押さえ込んでジェイソンは布張りのソファに腰を下ろす。それからリモコンを手に取った。
かけっぱなしだったのだろう、子供向けのアニメ放送からニュース番組にチャンネルを変えると、金髪のニュースキャスターが『今日はSt Patrick's Dayです』と町のパレードを映していた。

「今日は、聖パトリックの祝日だってよ」

大きく伸びをして、そのまま背もたれからキッチンに立つディックを見遣ると、彼は何かをフライパンからお皿に移しているところで、ジェイソンの視線に気が付くとチラリと横を向く。

「なら、今日は何か緑の物を身に着けないとね。
 パレードでも行く?」

手際良く乗せたのは黄色い物体だったから、其れはスクランブルエッグだとジェイソンにも分かった。それから、昨日ベーカリーショップで買って来たクロワッサンも深皿に盛るのが見えたので、ジェイソンはその体制のままディックに声を掛けた。

「グレープフルーツジュース」

「……もう、自分で出してよ」

恋人の願いをあっさりと却下して、ディックはテレビの前のローテーブルにモーニングプレートを並べる。

「優しくねぇの」

今度はプレートを見つめながら膝を抱えたジェイソンに、ディックは小さく溜息を吐いてキッチンへと戻る。冷蔵庫を開けてグレープフルーツジュースを揃いの白いマグに注ぐと、クロワッサンの入った深皿を持って彼の隣に腰掛けた。綺麗に朝食を並べようとソファを軋ませたディックの首筋にジェイソンは口付ける。

「……ありがとう」

――白いうなじに小さく花が咲いていて、昨晩の情事が脳裏を過ぎる。

「もうお昼だよ?
 お腹空いたからご飯食べようと思ったのに、こんな時ばっかり起きて来るんだから」

少しだけ唇を尖らせた恋人に「悪い」とジェイソンは呟く。
――けれど。
しっかり二人前の用意をされたブランチは、準備が出来たら起こしに来たんだろうな、思って心の中で頬を緩ませた。

ベーコンの良い匂いに胃がきゅっと鳴ったのが分ったから、「いただきます」彼は素直に両手を合わせる。

相変わらずテレビからは各地の聖パトリックの祝日のニュースが流れていて、緑色に染まった噴水やパレードに押し寄せる人々の波、それにフェスティバルで提供される緑のビールなんかが映し出されていた。

スクランブルエッグを掻き込みながらジェイソンが呟く。

「緑の服と言えば……」

聖パトリックの祝日は、聖人・聖パトリックの命日であり緑色の物を身に着けて祝う日で、町中が緑色一色に染まる。本来であればシャムロック(クローバー)を身に付けるらしいのだが、長い歴史の中でいつの間にかシャムロックの【緑色】だけが残ってしまった。

「……まぁ、ロビン時代を思い出しちゃうよね」

彼と同じことが浮かんだのだろう、ディックがグレープフルーツジュースを口に運びながら苦笑する。
赤と黄色と緑に彩られた派手な衣装を纏っていたあの頃、緑色の下着にも見えるパンツを彼らは身に着けていた。

「ジェイ、履く?」

何食わぬ顔で続けたディックに、ジェイソンがベーコンを噴き出す。

「……何考えてるんだよ、お前は」

「今日はSt Patrick's Dayだし、履きたいのかなぁって」

クロワッサンをちぎった恋人に、ジェイソンは溜息を吐いた。

「お前じゃないんだから、ンなモン履けねぇよ」

ベーコンとスクランブルエッグを詰め込んでジェイソンは続ける。口いっぱいに食べ物を頬張るのは彼の悪い癖で、大人になった現在はほぼ治ったものの、こうして気を許せる人物や場所での食事だと、ついつい沢山詰め込んでしまうのだった。
それを見てディックはよく、「ハムスターみたい」と笑う。

「……もう、僕だってもうあのパンツは履けないよ。
 流石に犯罪じゃない?」

くすくすと笑ってディックはそう告げる。
けれど、そこまで言ってから急に真面目な顔を作った。

「でも、さ。
 僕とジェイの出会いは【ロビン】でしょう?
 父さん(ブルース)が居なかったら、こうして知り合えなかったし、
 恋人になれるなんて想像もしなかったから……」

彼はゆっくりと隣の恋人に擦り寄る。

「バットマンは恋のキューピッドなのかな……?」

潤んだ視線で見上げると、ジェイソンは真っ直ぐとテレビを見つめていた。
少し眉が寄っているのは、何か考え事をしている証拠だ。

「……じゃぁ、今日はパレード見るついでに恋のキューピッドの顔でも見てくるか」

低い声とともに、緑色の眼差しがディックに注がれる。
珍しい恋人からの提案にディックの顔が春の陽気のように綻んだ。

「Happy Paddy's Day(聖パトリックの日おめでとう)!」

◆ ◆ ◆

Summer/Plumeria

匂いと記憶は連動していると、昔、何かの文献で読んだ事がある。
それが大学の授業で取り扱ったものなのか、手持ち無沙汰で読んだ本だったのか、その記憶ははっきりとしない。

ただ、プルメリアの香りを嗅ぐ度にディックは思い出すのだ。

つい半月ほど前に訪れた、2人きりのハネムーンを。

夏の焼きつくような太陽、むせ返る潮の香りに混じるプルメリア
寄せるさざ波はエメラルドを砕いた色で、空の色は何処までも遠い青
似合わないレイを首に下げての、恋人のとびっきりの笑顔――

迎えた夜は初めての宵ではなかったが、2人にとって記念すべき晩で、極上のひと時だった。
思い出す度に、ディックの口の端から笑みが零れてしまうような、そんな、幸せな一夜。

そんな思い出の南国で購入した、大切な香りのボディクリームをたっぷりと首の後ろに擦り付ける。ディックにしては珍しく、口を真一文字に結んだ真面目な顔をバスルームの曇った鏡に写していた。
少しだけ垂れ下がった眉は不安げで、彼は小さく溜息を吐くと今度は深呼吸をする。
鼻腔を擽るのは思い出のプルメリアで、思い出に緩みそうになる口元をきゅっと引き上げて、ぱんと頬を叩いた。

そうして独り頷き、バスルームのドアを開ける。すると、目の前を横切るジェイソンの姿が目に入った。いつもは履き古した黒やグレーのスウェットなのに、今日は派手なハイビスカス模様のハーフパンツだ。

「…っと!」

両手に持ったグラスはあの日の空のような綺麗なブルーのカクテルが注がれていて、ご丁寧にもさくらんぼまで飾ってある。

彼の奥に見える、無機質なローテーブルに置かれたフレグランスにはプルメリアの花が散らされたデザインで、どうやら彼も恋人と考えることは一緒のようだった。

「……ジェイ?」

長風呂をしたわけでもないのに少しだけ頬が赤いジェイソンを覗き込むと、逞しい胸を反らせて彼はそっぽを向く。

「……なんか、その…。この香りを嗅ぐと思い出すんだよ」

視線の先にはルームフレグランス。ぶっきらぼうに返された言葉に嬉しくなってディックは絡みついた。
見た目通りの厚い胸板に指を這わせて、そのまま腕の先まで滑らせる。
芳香がたつようにぴったりと首筋をくっ付けて、自身の視線の先にあるカクテルグラスをそっと持ち上げた。

「……僕も。
 なんだか初めて抱かれるみたいで緊張しちゃう」

まるでダンスをするかの如く、そのまま身体を反転させて背中を密着させると、優雅な動きで空色のカクテルに口を付ける。

「ずっとずっと、この先も。
 この香りを嗅ぐ度にあの日を思い出そう?」

顔を上げて瞳を閉じると、ジェイソンの熱い吐息が頬を撫でる。

低音のジェイソンの声がディックの耳を甘く犯して、
古びたアパートはいつでも南の楽園に変わるのだった。

◆ ◆ ◆

Autumn/Ginkgo

”秋の気候が一年で一番良い”だなんて誰が言い始めたのだろうか。
夏ほど蒸し暑くなく、冬ほど底冷えしない。
適度に空気も乾燥していて夕焼けも美しく、実りの秋に合わせた大規模なファーマーズマーケットも多い。

けれど、ジェイソンは今の季節が嫌いだった。
正確に言えば、この場所で迎える『秋』が嫌いなのだ。

いつも裏通りに居を構えるジェイソンのアジトだったが、この町で選んだのは珍しく表通りに程近い路地に建つ古ぼけたアパートで、裏手に小さな公園が控えていた。

「どうしたの、怖い顔して」

アルフレッドに持たされたサンドイッチを差し出してディックは首を傾げる。

「……この顔は生まれつきだ」

いつも以上に不機嫌な声でジェイソンが玄関を閉めるとディックは「ふうん」さして気にせずにサンドイッチの入った紙袋をダイニングのテーブルへと置いた。

「ね、気分転換に散歩でもしようよ」

リビングの窓を全開にして、ディックが上半身ごと外へ顔を出す。
古い木製のサッシがガタガタを鳴ったが、仮に壊れたところで軽業師なディックだから何も問題はないだろうとジェイソンはコーヒーメーカーから濃い色をしたコーヒーをマグカップへ注ぐ。

「要るか?」

小さくカップを掲げたが、ディックは首を振っただけだった。

「綺麗だねぇ」

外を覗き込んだディックが小さく漏らす。
珍しく建物の最上階、四階の部屋だったから目の前の大通りの銀杏並木が綺麗に色付いているのが見えた。

「……臭いだけだ」

コーヒーの香りを思い切り吸い込んでジェイソンは嫌な顔を作る。

「あぁ……」

言われて、ディックもその独特の香りに気がついた。
普段、コーラやジュースと言った冷たい飲み物ばかり好むジェイソンが温かいコーヒーを飲んでいるのだ。
余程この銀杏の香りに嫌気がさしているのだろう。

「でも、食べると美味しいらしいよ?」

彼は続ける。
少し前に放送していた、日本のテレビ番組で銀杏を焼いて塩を振ったものが食べられていた。
独特の匂いと苦味もあるのだが、旬の味で非常に美味しいのだと言う。

「……無理だな。
 イチョウならサプリで充分だろ」

ジェイソンの口から出た『サプリ』の単語が意外で、ディックは目を丸くした。

「そんなに驚くこともないだろ」

恋人の反応にジェイソンが気まずそうにテレビのチャンネルを変える。
タイミングよく、通販チャンネルで『イチョウの葉 記憶力サプリ』の紹介がされていたから「これだよ」と指差した。

「ね、ジェイ」

開け放った窓を閉めてディックはテレビの電源を落とす。

「やっぱりこんなに天気も良いし、
 サンドイッチは裏の公園で食べよう」

ディックのワガママには慣れっこのジェイソンだったから、「おおせのままに」肩を竦めて了承した。



「ほら、やっぱり綺麗だよ」

小さな公園のベンチで銀杏の大木を見上げながらディックが感嘆の声をあげる。
はらりと舞い落ちる黄金色の銀杏の葉は美しく、足元には金の絨毯が広がっていた。

秋の風が爽やかにディックの前髪を揺らしている。
コーヒーでアルフレッドの作ったハムサンドを流し込むと「帰るぞ」ジェイソンは立ち上がって手を差し出した。

「うん」

素直にディックは頷いて、膝に落ちたパンくずを払い落とす。
ジェイソンの手を握って、彼が一歩踏み出した――その時。

パリッ☆

”何か”が割れる音が2人の耳に届く。

「?」

ディックが首を傾げると、ジェイソンが顰めた顔で靴底を覗き込んだ。

恋人の行動に、ディックが『何が』あったかのを悟る。

「えっ、やだ近寄らないで!」

繋いだ手を振りほどいて駆け出したディックが通りの向こうで大笑いしている。それを見遣って、ジェイソンは思い切り舌打ちしたのだった。

――だから、銀杏なんて嫌いなんだ!

◆ ◆ ◆

Winter/Mistletoe

「どうして、俺を選んだ?」

ソファにずり落ちた体制のディックを背もたれに圧し付けながらジェイソンは声を絞り出す。
野生の色が勝った翡翠色の瞳は鋭く、そして悲哀の色も湛えていた。

窓の外からクラクションの音と怒鳴り声が聞こえて、クリスマスホリデーだと言うのに相変わらずこの街の人々は荒んでいるようだった。

――人に公言できない関係であるのは認める。
だから自分との関係を包み隠さず話すディックの姿は眩しく見えた。

もともと日陰ばかり歩んできた人生だったから、人から注目されるのも苦手で
自分から恋人の存在を打ち明けようとはジェイソンには考えられなかった。

「……なにを」

サイズオーバーなジェイソンのコットンシャツの胸元をきゅっと閉じてディックは読みかけの雑誌をローテーブルに投げやる。
抱えた膝からチラリと覗く太股のラインは艶めかしく、流し目の視線が妖しかった。

午後にアパートに帰ってからずっとベッドの中で過ごして、やっと夕方のこの時間になって起き出して。お腹が空いたからと、アルフレッドが持たせてくれたチキンの残りやローストポテトで腹を満たしたのだった。

上半身を寄せてきた恋人に、ディックは無意識に距離を置く。
けれど、背もたれが軋んだだけで2人の間が縮まることはなかった。

「……ジェイは」

雄の色を濃く漂わせた恋人に、ディックはさくらんぼ色の唇を震わせる。
――新しく買って来たと言う、美容液配合の透明なグロスのパールがチラチラと光っていた。

「どうして僕を抱けるの」

真っ直ぐに見上げた瞳は窓の外に広がる群青と良く似ていて、天井の無機質な白熱灯の映り込みが恒星のように見えた。

突然な恋人からの問いかけに、ジェイソンの動きが止まる。同時に、表情も凍りついた。

好きと言われたから、抱いた。
それは嘘じゃない。
切っ掛けが身体からの関係だったとは言え、長く続いた現在は心身ともにディックの事を愛していたし、関係には満足していた。

「俺は――」

小さく息を吸い込んで、言葉を紡ぎだす。けれど、其れはすぐ、恋人からの口付けで塞がれてしまった。

ぺろりと上唇を舐め上げて、そのまま包み込むのがディックのやり方で、後頭部に回された両手はしっかりとジェイソンの後頭部を固定する。その状態に抵抗の術は無く、されるがまま熱い施しを受けていた。

暫くの間を置いて、いちごのような赤い舌をちらりと見せながらディックは唇を離す。

「……リチャード」

相変わらず低音なジェイソンの声に、ディックはまるで夜空に浮かぶ三日月のように口角を上げた。

「言わないで」

細い指をジェイソンの唇に押し当てて彼は頷く。
普段はカサついた唇がディックのグロスで妙にべとついていた。

「……僕は君が好きだよ、ジェイソン。
 君も僕を愛してくれてる。
 ……其れで、充分じゃない」

――声が素敵だったから選んだ、とか。
その視線にときめいた、とか。
ぶっきらぼうに見えて誰よりも義に厚い性格だから選んだ、とか。

そんな理由はいつも後付けで、ただ――

「Merry Christmas with lots of love. (愛を込めて メリークリスマス)」

そう告げて、ゆっくりと唇を重ねる。
ソファの隣に置いた、か細いヤドリギの枝が2人の体温に小さく揺れた。

◆FIN◆

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